熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls ゲームレビュー 気になったところとおススメポイントを独断と偏見と主観で書きます。

熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls ゲームレビュー

この記事を書いているのは、2019年9月8日。一昨日には、モンハンの新作も発売されました。私ももちろん楽しみにしていた…のはモンハンの新作ではなく、このゲーム。(公式サイトへのリンクです。)少しゲームを進めたので、現時点で気になったところと、気にいったところについて、この記事では書いていきます。では早速以下から。

気になるところ

舞台は日本。でもボイスは英語。雰囲気がちぐはぐ。

熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls

上の画像の中央のふたりが、このゲームの主人公です。向かって左側がきょうこ。右側がみさこ。思い切り日本人の名前ですが、ボイスは英語なので、違和感がバリバリです。(字幕は日本語にも対応しています。)舞台もリバーシティとは銘打っているものの、どう見ても日本にしか見えません。ちなみに、公式サイトをご覧いただいた方が早いですが、ゲームの内容とストーリーを超簡単にざっくり説明しておくと、内容はレベルアップ要素のあるベルトスクロールアクションです。そして、ストーリーの方は、くにおとりきが何者かに拉致されたので、きょうことみさこが助けに行く…という感じです。ストーリーにも無理はありますが、女の子が主人公の方が個人的にはやる気が出るので、これはよしとしましょう。

初めてアイテムを買うまで、効果が分からない。

熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls

上の画像では、アイテム効果の表示が分かっているものと、そうでないものが混ざっています。このゲームでは、初回にアイテムを買うまでは、その効果が分からないのです。アイテムはそう高い物ではないし、細かい事ですがこれは少し不親切に感じます。そして、さらに付け加えるならば、表示されている効果は同じなのに、値段が違うものもあります。下の画像の様に。これもなぜこのような仕様にしたのか、理解に苦しみます。

熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls

 

ザコ敵が強くて固い。そして、獲得経験値のバランスも疑問。

このゲームには、レベルアップの要素があります。そして、経験値とお金を得る為の手段は敵を倒す事と、ストーリー進行に必要なイベントをこなす事です。下の画像はあるイベントをこなして経験値を得た時のものです。ちなみに、ザコ敵をひとり倒して得られる経験値は、現在の私の進行状況では、110程度。つまり、このイベントをこなした事でもらえる経験値の10分の1程度でしかありません。そして、この時のイベントの内容は「警備員の自宅に侵入して、モールの鍵を盗んでくる。」というもの。戦闘関係ねぇー!!経験値とは一体何なのか?

そして、ザコ敵もやたら強くて固いです。これは、レベルアップという要素を含んでいるため、簡単にお金と経験値を獲得させないために、この様にしたのかもしれません。しかし、これによって、敵をバッタバッタとなぎ倒す爽快感は間違いなく損なわれています。

連射機を使っても、攻撃速度が遅い。

気になるところ4つ目。連射機を使っても、攻撃速度が遅い事です。下に、連射設定をオンにして、クイックアタックを出した時の動画を貼っておきます。ラピッドパンチの様なものを勝手に期待していたので、この点もちょっと残念です。比較のために、同じく連射機を使ってバーニングファイトの動画も合わせて貼っておきます。見比べていただければ、差は一目瞭然です。

このゲームのおすすめポイント。

起動する度に、難易度設定やキャラ選択ができる親切設計。

起動する度にキャラの選択と難易度の設定が出来ます。てっきり、最初に設定した難易度とキャラで、固定されるものだと思っていたので、これは嬉しい誤算でした。

レベルを上げて、物理で殴る…だけじゃない。

熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls

このゲームの基本は、あくまでもレベルを上げて物理で殴る(あるいは蹴る)事ですが、それだけではありません。この手のゲームでは、何気に珍しいガードボタンがあったり、命乞いしてくる敵を舎弟に出来るリクルートというシステムもあります。そして、先述の通り警備員から鍵を盗むという様なイベントも用意されており、少しでもプレイヤーを飽きさせないようにしようという制作側の気持ちと努力がうかがえます。実際、このゲームはやってて楽しいです。

豊富な寄り道要素。

熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls

イベントを進めるために必要最低限の場所以外にも、行ける場所がたくさん用意されています。ゲーム自体がつまらないとこの様な要素は、はっきり言ってうっとうしいだけなのですが、このゲームは単純にキャラを動かすのが楽しいので、まだ行ってない所を探索できるのも楽しみの1つです。キャラを動かすのが楽しいというのは、アクションゲームの一番大事な要素だと私は思います。

挑戦意欲をかきたてられる難易度。

熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls

上の画像は、最初のボスを倒した瞬間のものです。10回くらいコンティニューして、ようやく倒せました。しかし、倒せるまで再挑戦できたのは、「次はいけそう。」という気持ちにさせてくれる強さだったからです。実際、このみすずというボスはモーションの隙は非常に大きく、動きも鈍重なので、アクションゲームが得意な人なら恐らく初見で倒せると思います。人は後もう少しで目標に届きそうな時、自分の上達や進歩を実感できた時、最もモチベーションが高まります。倒せるまでの間に、そういう事を感じながら再挑戦を繰り返せたので、苦にはなりませんでした。私にとっては絶妙な難易度設定でした。最悪、レベル上げをして再挑戦するという方法も、救済措置としてこのゲームには用意されていますし。

まとめ。ベルトスクロールアクションに抵抗がない人なら、買って損はしません。

全体的に、きちんとゲームを遊ぶ人の立場になって作られているゲームだと感じます。そういう作り手の配慮や、優しさがちゃんと感じられるゲームが私は好きです。そして、懐かしさを感じずにはいられないドットグラフィック。私と同じくらいの世代の昭和末期~平成初期に生まれた方には、そういうところも刺さるゲームな様な気がします。

ここまでおすすめしおいて何ですが、アフィリンクは貼りません。あえてね。何故ならば、ゲームをプレイするだけならば、ダウンロード版の方が安上がりだからです。この記事を読んで、このゲームを買ってみたとか、興味がわいたという方がひとりでもいらっしゃれば、それだけで私はとても嬉しいです。

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