こんにちは。フラッキー(@FurakkY)です。相手に伝わる文の書き方を知りたい文の書き方を知りたい方々に、是非読んでいただきたいのが「マンガでわかるプロの代筆屋による魔法の文章術」です。上下巻構成になっており、両方ともキンドルアンリミテッドなら無料で読めます。上巻の感想はこちら。下巻もプロならではの相手に気持ちを伝えるコツが、ギッシリ載ってます。
物を売るために必要なのは、納得と共感。黄金比は3対2
出典:マンガでわかるプロの代筆屋による魔法の文章術・下巻
ブログをやっている方なら、自分のブログから物が売れるときっと嬉しいと思います。私は嬉しいです。そのためのヒントがこの漫画には載っています。それは共感と納得を得られるストーリー。そして、共感と納得の比率は3対2。この比率はこの代筆屋の方が、経験則からつかんだ黄金比率だそうです。そうは言われても、「そんな文が簡単に書けたら、苦労はねぇ。」私は、そう思います。そんな私の様な方のための具体的な一例がこちら↓
出典:マンガでわかるプロの代筆屋による魔法の文章術・下巻
この例文、いかがでしょうか?これこそ、まさにこの漫画のテーマでもある「伝わる文章」だと私は、思います。花子さんがチョコレートを好きになったきっかけ。本場のチョコレートの味を学ぶための行動力。そして本物に触れた時の感動が簡潔に分かりやすく、花子さんの経験を軸にして書かれています。こういう人は応援したくなるし、興味もわきますよね。私も、これからこんな文を書けるようになりたいものです。
相手の心に響くほめ方。相手の事をよく見て、具体的にほめましょう。
この漫画の中で、ほめ方がテーマとして出てきた時に、まず思い出したのが上の動画です。「相手に伝える」と言えば、個人的に真っ先に思い浮かぶのがこの方。滅茶苦茶、話がうまいです。鴨頭さん。1時間を超える様な長編の動画もありますが、苦にならず話を聞いていられます。
上の動画の中で、キーワードとして使われている承認という言葉。これは簡単に言い換えると、どれだけ関わる人の事をよく観察しているかという事です。これがないと、具体的に相手をほめる事はできません。
個人的な話ですが、ツイッターでリプライを送る時に、これはいつも悩むところでもあります。相手の方が見えないからです。漫画の感想や他の方のブログを読んだ伝えたい時、何をどう言えば、相手が喜んでくれるか、いつも送る前に結構考えます。相手の事をブログや漫画を通してしか知らない上に、対面で会話する訳ではないので、伝達手段が文字だけだからです。「何をどう言えば、相手が喜んでくれるか。」これがほめ方の肝だと感じています。対面であってもなくても。
文章でのほめ言葉に「すごい。」は禁句。
出典:マンガでわかるプロの代筆屋による魔法の文章術・下巻
ついつい、ほめ言葉として多用してしまいがちな、「すごい。」私も、口を突いて出てしまう事がよくあります。ですが、基本的に「すごい。」は禁句です。特に文章の場合は。何が「すごい。」のかよく分からないですし、「すごい。」を連発すると、全然語彙力がないのが丸分かりで、アホっぽいです。そこで、先述の「具体的にほめる。」為に必要なのが、上の画像です。結果に至る過程をほめています。これが出来ている人は、ほとんどいません。みんな結果にしか関心がないからです。だからこそ、この様なほめ方が出来ると、相手は好印象を持ってくれることは間違いありません。上司にこんな人がいてくれると、嬉しいですね。
みんな意外とできてない。悪即謝。悪いと思ったら、まず速やかに謝りましょう。
この記事を書いている今、某芸能事務所がお家騒動で、連日報道されています。これも、謝罪の時期が争点の1つになっています。1日も早く謝罪会見をしたいと主張する芸人と、「時期は任せてほしい。」とする会社側。そもそも、この問題は、最初に「反社会的勢力から、お金を受け取っていない。」と芸人が嘘をついていた事が発端となっています。保身のために事実を隠したり、嘘をついたり。そして、保身のためだったはずのそれらが、結果的に余計、当事者や周囲を苦しめる事になる。日本の不祥事は、必ずと言っていいほどこのパターンです。さっさと、話せる事を全部正直に吐き出してしまった方が、傷口が広がずに済むのに。幾多の前例から学ばず、同じ事が繰り返されるのを見る度に、愚かさにあきれます。
出典:マンガでわかるプロの代筆屋による魔法の文章術・下巻
これは自戒も込めて言いますが、悪い事をしたと思ったら、言い訳する前に、まず謝りましょう。その方が、結果的に自分も損せずに済みます。謝るのは勇気がいります。プライドが邪魔して、人に頭を下げたくないという方もいるでしょう。ですが、自分の非を認めず、謝らない人間の方が余程、見苦しいです。時間がたてばたつほど、一層謝りにくくなりますし、相手を怒らせます。謝罪文の基本形は以下の通りです。
1.謝る。2.事実と原因の確認。3.改善案。
出典:マンガでわかるプロの代筆屋による魔法の文章術・下巻
謝罪文の組み立て方のテンプレートは、上の通りです。まず謝って、次に起こった出来事と、何故そうなったのか。最後に、再発防止の対策。当然ながら、相手は同じ事を繰り返してほしくないと思っています。相手がそう思っている事をきちんと認識できれば、自然と相手に伝わる謝罪が出来るはずです。
感想のまとめ。意外とみんなが出来てない事を教えてくれる良著です。
マンガでわかるシリーズは、「マンガでわかる」と銘打ちつつ、実際は全体の半分くらいが文章で構成されているものもあります。しかしこれは、その名に偽りなくちゃんと漫画が中心の構成になっています。上下巻の感想で紹介したもの以外にも、人に気持ちを伝えるためのテクニックが漫画で気軽に楽しく学べます。くどくないスッキリしたかわいい絵柄と、コメディタッチな雰囲気もおすすめです。
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