利害が一致したスパイの男と殺し屋の女。そして、超能力者の娘。偽りの家族が織りなす笑いあり感動ありのSPY×FAMILYネタバレ感想。

SPY×FAMILY 漫画の感想 

こんにちは。フラッキー(@FurakkY)です。今日はSPY×FAMILYという漫画のネタバレ感想を記事にします。利害が一致したスパイの男と殺し屋の女。そして、超能力者の少女が織りなす笑いあり感動ありの名作です。「殺し屋」「暗殺」「子作り」こんな単語を記事の中に使って、アドセンスを止められないか心配ですが、偶然集まっただけの寄せ集めの偽りの家族が様々な困難を共に乗り越える事で、絆を深めていく過程がこの漫画の一番の見どころです。では、以下感想記事です。

主人公は凄腕のスパイ。次の任務は子作り。

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真顔でコーヒーを吹いている男こそ、本作の主人公…のはず。この後、紹介する女の子も話の軸になっており、非常にキャラが立っているので、判断に迷うところですが。コードネーム「黄昏」です。凄腕のスパイです。そんな彼に与えられた次の任務は子作り♥。

とは言え、安心してください。少年漫画ですよ。これは。「7日間で子供を作れ。」という無茶振りをされた彼がとった行動。それは孤児院に行って、里親になる事。ここで、スパイと女の子の運命的な出会いが生まれます。

人の心を読む超能力者・アーニャとの出会い。

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7日間で子作りなんて出来る訳がないので、任務のためにとりあえず子供を引き取る事にした「黄昏」が孤児院から連れ帰った女の子。それがアーニャです。最初はあくまで任務のためと割り切っていたのに、段々アーニャに対して情がわいてきて、本当の親子の様になっていく過程は必見です。

アーニャは人の心を読む超能力を持っています。しかし、その事を決して人には言わない様に言われているので、周りの人は誰もその事を知りません。もちろん「黄昏」も超能力の事は知りません。そのせいで起こる周りの人との会話の噛み合わなさが、上手くちょっとした笑いにつなげられています。

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子供らしく表情がコロコロ変わり、色々な物に興味津々にアーニャですが、望まず持って生まれた超能力のせいで普通の子供として扱われず、挙句の果てに孤児院行き。そんな悲惨な過去を感じさせず、明るく一生懸命生きる姿には胸を打たれます。子供がお絵かきしたくて何が悪いのか。ほんとこの研究員の態度は胸糞だわ。何気ない回想シーンですが、読んでいて一番気分が悪くなった場面です。

ママが欲しい。だったら婚活だ!!

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詳しい流れは割愛しますが、任務のため次は母親が必要になったこの親子(偽)。「そうだ!!しよう!!」とは言っても、そうそう都合よく相手が見つかる訳がな…い事はありません。漫画ですから。漫画は基本的にはご都合主義ですから。そんなお相手はヨル・ブライア(27)。職業は殺し屋です。彼女にとっても仕事を続けていく上で、相手が見つかる事はちょうど都合が良かったのです。こうして、お互いの利害が一致した事で、偽りの家族の完成です。

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この様にして、偶然出来上がった寄せ集めの偽りの家族。もちろん血縁関係もありませんが、お互いに人には言えない秘密を抱えながらも、様々な困難を共に乗り越えていく事で、絆を深め本当の家族の様になっていきます。特に、1巻終盤の三者三様の感情が抑えきれずに爆発する場面は、お互いにとって単なる都合の良い「駒」ではなく大切な存在になりつつある事を実感させてくれる名場面です。2巻も読んでみます。

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