漫画家ヒロユキさんの実績
こんにちは。(@FurakkY)です。今日は、売れる漫画の描き方を現役の漫画家がご自身の経験に基づいて、まとめられた1冊について記事にします。タイトルは、「本気で売れるためのヒロユキ流マンガ術」です。著者はヒロユキさんという漫画家の方です。ご存知の方も多いのではないでしょうか。
ヒロユキさん(@burumakun)と言えば、アホガールやドージンワークなどの代表作で、紙と電子書籍を合わせると今までの累計発行部数が450万部くらい(本人談)という売れっ子漫画家です。上の動画とは別の動画で、ご自身がそうおっしゃっていた記憶があります。これだけの実績をお持ちであれば、タイトルにも説得力を感じられますね。画像は、タップ・クリックで拡大表示されます。
確かに、漫画の描き方について現役の漫画家が教えてくれる書籍は、今までありそうでなかった気がします。わざわざそれを公開して下さるのは、とても良心的な方だと思います。マンガ術の響きは怪しいですが。
このマンガ術は型にはめる事で、安定して売れやすい漫画を書く事をモットーとしているそうです。型にはまるのは漫画に限らず、どんな分野でもとても大事な事だと思います。何をするにしても、独学だとどこから手を付けていいか分かりませんし、基本を知って真似する方が間違いなく結果が出るまでの近道になります。これはブログ運営についても、同じ事が言えるので、初心者の私は特に肝に銘じておこうと思います。
「面白い」はあいまい。
一言に面白いと言っても、中身は様々。笑えたり。泣けたり。気持ちが前向きになったり。なので、「その内容をはっきりさせましょう。」と大人気漫画家のヒロユキさんはおっしゃっています。つまり、読者に持ってほしい感想を想定して漫画を描こうという事です。すると、読者に持ってほしい感想は、いくらでも考えられそうですが…。
キャラの魅力が一番大事。
読者にどんな感想を持ってほしいかで悩む必要はないそうです。それは、「キャラに魅力を感じてもらう事」とはっきり決まっているからです。読者の感想を1つに絞り、それをキャラの魅力と決める理由。それは、漫画の最初から最後まで、描き続けられるテーマであり、その方が伝わる確率が高いからです。
アクションとリアクション。
魅力的なキャラを描くために大事な事は、アクションとリアクションです。アクションとリアクション。それは漫才に例えると、ボケとツッコミの様なもの。同じキャラ設定でも、この部分を変える事で、キャラの印象が全く違ったものになります。キャラを作る時は、不特定多数の読者の好みを考えるのではなく、自分の好みを基準にしようと、ヒロユキさんはおっしゃっています。読者の好みははっきり言って分からないからですね。
まとめと感想
本の内容をざっくり順を追って紹介してみました。物事がうまくいかない時に自分で考えて改善していく重要さ・型にはまった方が上達が早い。など漫画を描くという事以外にも、応用できる人生の中で大事な事を 再認識させてくれる 内容だと感じます。
それにこの本を読んで、やはりキャラが立ってない漫画は感情が揺さぶられない=面白くないと改めて感じました。漫画は、現実にはありえない妄想を見せてくれるからこそ楽しい・読む価値を感じられる。ずっと、一読者・一漫画好きとして思っていた事は間違いではなかったと思わせてくれました。キャラの魅力という一貫したテーマに沿って深掘りされており、具体的な方法にも言及されているので、漫画家志望の方はもちろん、私の様なそうでない方も読んで損はない1冊です。
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