馬鹿の世界チャンピオン・国木美紗緒。学習能力の無さはベジータの如し。サエイズム8巻のネタバレ感想。

馬鹿の世界チャンピオン 漫画の感想 

こんにちは。フラッキー(@FurakkY)です。前回の更新から1ヶ月以上間が空いてしまいましたが、放置していたにもかかわらず、少しずつこのブログをご覧くださる方も増えており、嬉しい限りです。本当にありがとうございます。最近、このブログでよく読まれている感想記事はサエイズム。という事で、今回の記事は、サエイズム8巻のネタバレ感想です。このブログには今までの全巻のネタバレ感想を置いてありますので、気になる方はそちらも合わせてお読みください。では、以下、ネタバレ感想です。

忘れてた。君バカだったんだよね。

久しぶりにこの漫画を読んだ感想を一言で語ると、この言葉に尽きます。「忘れてた。君バカだったんだよね。」もちろん、主人公の国木美紗緒の事です。前巻では、冴によって家庭崩壊に追い込まれ、冴の家で泊まる事になった美紗緒。6巻で、無事に完堕ちして冴の事を信じ切っているので、冴の自作自演だとは全く気付いていません。その事を忠告するために蘭から連絡が来るのですが・・・

出典:サエイズム8巻サエイズム8巻

酷い顔芸で、「私とあの人達(古海君と愉快な仲間達)どっちを信じるの?私の事を信じてるなら、今すぐそのスマホを叩き壊して!!」と迫られます。そりゃ美紗緒も白目になるわ。元々、冴の圧にビビりまくっていた美紗緒なので、こんな顔芸で迫られては断れるはずもなく、あっさりライフラインである古海君一味との連絡手段を断ち切ってしまいます。連絡手段も断ち切られてしまい、相変わらず美紗緒は冴に逆らえない。このまま詰みで、バッドエンドに直行かと思いきや・・・そうはなりませんでした。

蘭との再会。私BAKAでした。  

出典:サエイズム8巻サエイズム8巻

冴の言動に違和感を抱くようになりながらも、騙されているという現実から目をそらし続ける美紗緒。しかも、冴の自作自演だと気付いたところで、完全に操り人形と化しているので、どちらにせよ詰み一直線。のはずだったのですが、何と、全て冴によって仕組まれていた事だったと知り、目を覚まします。一体この展開、何度目だろう。たまげたなぁ。何故、バッドエンドルートへ一直線だった美紗緒がこうなったのか。それは蘭が命懸けで冴の家に潜入して、事実を伝えに来てくれたから・・・サエイズム8巻

と言いたいところですが、冴には蘭が来た事はお見通しでした。蘭は捕まり、美紗緒は素っ裸にされます。蘭から何か渡されてないかを調べるための身体検査です。ちなみに乳首は出てきません。乳首は描かない。それがこの作者のこだわりなのでしょう。ならば何も言うまい。オフィシャル乳首はどんなやる気のない乳首でも見たいけど。やっぱりバッドエンド一直線。「もうだめだぁ。おしまいだぁ。」という状況なのに、どうやって、美紗緒は真実を知って目を覚ましたのか。

出典:サエイズム8巻サエイズム8巻

一体どうやってバッドエンドルート直行を回避して、美紗緒が真実を知ったのか?気になる方は、是非実際に単行本を買って読んでみてください。

約束を破って死にかけるサエイズム界のベジータ・国木美紗緒。

出典:サエイズム8巻サエイズム8巻

真実を知ってバッドエンドを回避したと思ったら、今度は自分から冴の屋敷に戻った挙句、死にかけます。「なん・・・なのこれ?」それは読者の台詞だよ。一体この女は何なのか?話が飛び過ぎて、訳が分からないと思うので、ざっくりこうなるまでの流れを簡単に説明しておきます。

2度と真木家に近付かない事」を条件に、マスクメイドの田鶴さんに真木家からの脱出に協力してもらう。その際、美紗緒への経済的支援を田鶴さんが申し出る。→蘭と共に屋敷を脱出。→電車内で、蘭が寝ている隙に美紗緒が屋敷に戻って、その結果死にかける。以上のような流れになっております。わざわざ屋敷に戻った理由は、「冴にきちんとお別れを言うため。」散々ビビりまくってたくせに。うーん。この女。ちなみに、田鶴さんはこんな人。同じ失敗を何度も繰り返した挙句、その度に漏れなく死にかけるその姿は正に、サエイズム界のベジータ。悟空と戦った時も、フリーザが最終形態に変身した時も、セル戦の時も。イキリまくった結果、凹られたこの男。フリーザ戦では死にかけでは済みませんでした。

「あ・・・あいつまだレベルのちがいに気づいていないのか バ バカの世界チャンピオンだ!」サタンもこの男にだけは言われたくないだろうよ。つい、話が横道にそれてしまいましたが、この学習能力の無さとあえて自分から死にに行くムーブは、ベジータを彷彿とさせます。ベジータは話を動かす上で、便利で使い勝手の良いキャラだっただろうなぁ。特にセル戦で、わざと完全体になるのを自信満々で見逃して、歯が立たないというのは話の流れとして、とても美しい。関係ない話はこの辺にしておきましょう。
サエイズム最新話は、こちらで読めます。

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