性交は犯罪。アカイリンゴ1巻のネタバレ感想。

アカイリンゴ 1巻 漫画の感想 

こんにちは。 フラッキー(@FurakkY)です。前回の更新から、気付けば1ヶ月以上も間隔が空いてしまいましたが、ブログを辞めるつもりは全くないので、今後少しずつ更新頻度を上げていける様にしていきます。さて、久しぶりの更新で、感想記事を書くのはこの記事でも少し触れた「アカイリンゴ」という作品です。個人的に待ちわびていた単行本・第1巻が2020年9月9日に発売されました。では、早速内容紹介と感想です。

性交は犯罪。本作では乳首出し=ムラタコウジ(敬称略)が本領発揮。

アカイリンゴ 1巻アカイリンゴ 1巻

乳首出し=ムラタコウジという等式が(私の中では)成り立つほど、サービスシーンの印象が強いムラタコウジさんがただいま連載中なのが、この「アカイリンゴ」。この作者の良い所はヒロインの乳首も出し惜しみせずに、むしろ見せつけていくスタイルです。この漫画の世界観を一言で説明すると、上の画像の通り。性交犯罪です。「セッ○スする奴は馬鹿。今までの人類の歴史にケンカを売っていると取られかねない危険な台詞ですが、この漫画ではそういう事です。自信満々にこう言い放つのは、本作の主人公・犬田光(いぬたひかる)君。はっきり年齢は明言されていないものの高校生です。男子高校生。略してDK。男子高校生にして、童貞高校生。ダブルミーニング。こういう最初自信満々なキャラほど、「ま〇こには勝てなかったよ…。」とか言って即堕ちするものですが、彼も大体そんな感じです。1巻では完堕ちとまではいかないものの既に非常に危うい状態。

犬田光。女の子に興味がない訳ではない。

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セッ○スする奴は馬鹿。」というこんな彼ですが、女の子に興味がない訳ではありません。憧れている女優がいます。それは宇宙美空(むちゅうみそら)。通称ウチュラ。「異性との距離はテレビ越くらいがちょうどいい。」というのは「性交」という刷り込み教育の賜物と言えるでしょう。ちなみに、彼のお母さんは息子の録画予約を勝手に消してしまう人間のクズです。「教育のため。息子を犯罪者にしないため。」と言い訳していますが、人の楽しみを無断で勝手に奪うのは、それこそ人としてどうかと思うぞ。こんな事してると、親への恨みを募らせて、別の意味で犯罪者になりそう。夫の趣味のコレクションとか、勝手に捨ててしまいそうな奥さんですが、今までにそう言った離婚危機はなかったのか、私、気になります。、

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「異性との距離はテレビ越くらいがちょうどいい。」こういう彼にもカワイイ幼なじみがいます。水瀬優(みなせゆう)さん。初登場で何気に脇見せサービスも欠かさない侮れない女の子です。本作のもうひとりのヒロインにしてツンデレ。口汚く主人公に突っかかりますが、光君に好意を持っています。ツンとデレとの落差が非常に激しくそこがまた魅力的です。メインの登場人物はこの3人。この3人を軸に、この漫画は進んでいきます。

交わるはずのなかったウチュラとの出会い。狂う運命。

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悪友に違法な乱交パーティに連れて来られた光君。そこで出会うはずがなかった自分とは無縁のはずだったウチュラと出会います。そして、この出会いをきっかけに主人公の運命は大きく狂っていきます。アカイリンゴ 1巻
プロボクサーに殴られて殺されかけたりもしますが、これは序の口。店のオーナーの仲裁によって殴られただけで済んだ主人公ですが、乱交の様子を目の当たりにしてしまい、その夜、睡眠中に夢精してしまいます。それにしても、このボクサーメ〇ウェザーにそっくり。きっと彼がモデルなのでしょう。この一連の流れは無料で読めます。そしてこの話では、第2話にして早くもダブルヒロインの乳首も出てくるぞ!!ヒロインの乳首を出し惜しみせず、こんなに早く見せてくれるムラタコウジ様、控え目に言って最高です!!下に第2話を埋め込んでおきますので、よろしければご覧ください。無料でヒロインの乳首が拝めるぞ!!やったぜ!!

この夜の出来事をきっかけに、今までの刷り込み教育で植えつけられてきた価値観を一気に崩壊させられた光君は、「絶対にセ〇クスなんかしない!!」と言っていたのに、第10話ではこうなります。完全に禁断症状が出てます。この漫画のテーマが集約された非常に印象的な場面です。「アカイリンゴ」では性交を違法薬物の様に描かれています。中毒性が強調され、作中では「性交にハマる人達は人にあらず。」と言わんばかりの描写がなされています。私はこの場面を見て、作者の方がこの漫画を通して訴えたいのは、「性交が否定される世界の異常性」なのでは?と感じています。現にこの直後、ヒロインの「性交こそが人間本来の姿」という台詞が出てきます。一切出し惜しみしない左右の乳首と共に。では何故、性行為を禁止・取り締まる法律が出来たのか?本作の根本的な謎を改めて意識させられる場面です。、

性行為取締法の謎。何故、犬田・母は病的に性行為を忌み嫌うのか?

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性交禁止という法律が出来たのは今をさかのぼる事15年前。光君や優さんがどうやって生まれたのか微妙なラインの時期ですが、光君の両親は間違いなく男女の性交によって生まれています。つまり、彼等が生まれた後、法律が出来た訳ですが、理由がよく分かりません。一応上のコマでは、その理由らしき文が添えられていますが、理由になってません。「性交が男尊女卑・性犯罪の根源だから全面禁止。」というのは、「包丁は人を傷つけるのにも使えるから、使用禁止にしよう。」「車やバイクで事故が起きると重大な被害が出るから乗るのを取り締まろう。」と言うのと何ら変わりありません。それらは道具のせいではなく、使う人間の心掛けの問題です。この法律が出来た理由について、今後深掘りされるのか、上のコマの説明になってない一文でサラッと流されてしまうのか。全面禁止

それと何故、光君のお母さんが病的なまでに性行為を忌み嫌うのか。法律で禁止されているからと言うだけでは、到底説明がつかない嫌悪感を露わにしています。その事についても、今後作中で説明されるのか・されないのか。個人的に注目しています。さらに言うと、この法律、ガバガバにも程があるやろ。光君も言っている様に、キスしたらその先もしたくなるのが人間なんです。それなのに、「キスはセーフ。」って、ホントに取り締まる気ある?この様に、サービスシーン以外にもいくつも興味を持たせるヒキを残して、2巻以降に続く本作。サービスシーンのみならずこの先の展開も、非常に気になるところです。漫画としての展開と、サービスシーンの両輪で楽しませてくれる所に、ムラタコウジ大先生の力量を感じます。ついでに言っておくと、巻末の2巻の予告でも優さんの乳首を見せてくれます。他にも予告に使えそうなカットはあるのに。サービス精神に脱帽です。私は、連載が終わるまで必ず本作の単行本は買い続けます。

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