元の鞘に収まったオロカワイイ馬鹿・美紗緒とストーカー・冴。主人公がチョロすぎるサエイズム6巻のネタバレ感想。

漫画の感想 

こんにちは。フラッキー(@FurakkY)です。サエイズム6巻のネタバレ感想です。5巻(感想リンクです。)で、信じられない事が次々と起き、放心状態になった美紗緒の前に現れたのは…。

「今日…私の家に来ない?」「…はい行きましゅ」

出典:サエイズム6巻サエイズム6巻

「塞ぎ込む美紗緒を元気付けるため」という名目で、いけしゃあしゃあと美紗緒の自宅にやって来たのは、もちろん冴でした。お前のせいやぞ。相変わらず外面は完璧なので、母親にも全く警戒される事なく、美紗緒の部屋に通されます。

「行っちゃダメだ。行っちゃダメだ。」とまるで碇シンジ君の様に頭の中で連呼する美紗緒ですが、冴のプレッシャーに負けて、あっさり屈服。「私は冴ちゃんが怖い。なのに、何で冴ちゃんについてってるの!?」と自問する美紗緒ですが、その恐怖こそが理由である事に気付いてないようです。冴に絶対逆らえない事を改めて嫌と言うほど自覚させられながら、冴の家に連行されていきます。

土下座からの完堕ち。オロカワイイ美紗緒。

冴の屋敷に連行された後は、美紗緒→冴の質問タイム。「正直に全部話すから、何でも聞いて。」と言う冴ですが、回答内容は当然全て嘘です。さらに「落雷で焦死したのを目の前で見た。」と問い詰められても、強引に「見間違いよ。」で押し通します。

それでも、珍しく粘って食い下がる美紗緒に対して、冴がとった行動。それがまるで必殺技でも繰り出しそうなモーションからの…

出典:サエイズム6巻

  土下座でした。「度重なるご無礼。誠に申し訳ございませんでした」とひざまづいて謝る冴。ご無礼とかいうレベルで済まない蛮行の数々でしたが、それだけに留まらず、ダメ押しと言わんばかりに「踏みつけてもいい。ツバを吐きかけてもいい。それでも許せなければ、学校を辞めて、2度と美紗緒の前に姿を現さない。」と泣き落としにかかります。その結果、こうなりました↓

出典:サエイズム6巻サエイズム6巻

あっさり完堕ち。こうかはばつぐんだ。元々、5巻(感想リンクです)の時点で完堕ち寸前だったので、邪魔者の蘭に濡れ衣を着せて、警察に追われる様にして追い払った時点で、こうなる事は必然だったと言えるでしょう。ちなみに、涙ながらに冴を許す直前、美紗緒の脳裏に今までの冴との思い出の一部がよみがえるのですが、それでいて、こうなるのだから本当に理解に苦しみます。

その日の夜。計画通り、美紗緒を陥落してご満悦の冴。恋愛ギャグホラーサスペンス青少年漫画のはずの本作ですが、これはよい子が目にしても問題ないシーンなのか、私気になります。チャンピオンREDは青年向けのはずなんだけどなぁ。

出典:サエイズム6巻サエイズム6巻

馬鹿の全盛期。洗脳された美紗緒。

潜伏中の蘭から「美紗緒と連絡を取るために、スマホを渡してきてほしい。」と無理難題を押し付けられた古海君は、そのために、美紗緒の尾行を始めます。尾行中、美紗緒と冴の会話を盗聴しており、こちらも完全にやっている事はストーカーです。そこで、古海君が目の当たりにしたショックな現実。それは既に洗脳が完了している事です。

出典:サエイズム6巻サエイズム6巻

むしろ今が一番BAKA!!!」せやな。冴に騙されている事にも気付かず、満面の笑みです。洗脳前より真実から遠ざかっている事に、美紗緒本人が気づいてないのが実に滑稽です。これは、馬鹿呼ばわりされるのも仕方ないね。

そして、冴からさり気なく、古海君や蘭・シバコーと連絡を取ってないか探りを入れられると、「新しいスマホに変えた事を教えてないから、多分連絡は来ない。」と告げます。古海君が美紗緒にスマホを渡そうとしていたのは、このためだったのです。

どこまでも、冴の思い通りに動かされています。「あの人達と一緒にいても、不安な気持ちにさせられるだけだから」

出典:サエイズム6巻サエイズム6巻

不安な気持ちの原因(冴)は目の前にいるのに、その魔の手から美紗緒を守ろうとしている古海君達のせいであるかのようなこのセリフ。古海君かわいそう(´;ω;`)これは確かに今が一番BAKA!!!馬鹿の全盛期・キャリアハイです。

出典:サエイズム6巻サエイズム6巻

ただ、古海君も相当馬鹿な装いで尾行しているので、この人には馬鹿呼ばわりされたくないなぁ。「古」の字が入ったバンダナに号泣Tシャツ。相変わらず、ほんのり自己主張が入った格好で、何のための変装か分かりません。2巻(感想リンクです)の時から、まるで成長してない。

美紗緒を孤立させるため、順調に邪魔者を排除していく冴。次なるターゲットはいよいよ美紗緒の両親です。といったところで、6巻はおしまい。7巻は2019年11月20日の発売予定です。この作品の最新話はこちらで読めます。

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