サラリーマンも安泰じゃない。マンガで分かる人工知能

人工知能 漫画の感想 

漫画の概要

出典:マンガでわかる人工知能 著者:藤木敏明 作画:山田みらいマンガで分かる人工知能

これは人工知能によってこれから世の中がどう変わっていくのかを知りたい方々に向けて、読んでいただくためのものだそうです。私も興味があったので、タイトルに惹かれて、読んでみる事にしました。主人公は、出版社に勤務する女性です。彼女が会社での業務を通して、人工知能への知識と理解を深めていくという内容です。ちなみに、画像の女性が主人公です。「マンガで分かる」というタイトルではありますが、漫画→文章解説の繰り返しが、本書の基本構成です。

身近になる人工知能

出典:マンガでわかる人工知能 著者:藤木敏明 作画:山田みらいマンガで分かる人工知能

皆さんは人工知能と聞くと、どんなものを思い浮かべるでしょうか?私は、「プログラム?検索システム?ロボット?」すぐに思い浮かぶのは、精々このくらいです。でも、よく考えてみると、グーグルの音声認識は日常的に使っていますし、スマートスピーカだってそうですよね。そう言えば、会社勤めをしていた頃、取引先がPepperを使うとか何とかで、発送前に、一旦営業所で預かった事があったのを思い出しました。

知らず知らずのうちに、我々の生活に自然に溶け込み、なくてはならないものになりつつある人工知能。この本を読んで、チャットボットというサービスを初めて知りました。これは、AIと LINE をするようなもので、質問を入力すると、AIが即座に返答してくれます。企業側は、これで人手と人件費を削減できますし、問い合わせ側も、いちいち時間を気にしなくていい。社会情勢を反映した素晴らしい仕組みだと思います。

アナログ時代の終焉

出典:マンガでわかる人工知能 著者:藤木敏明 作画:山田みらい

「楽をしたい。」これって、そんなにいけない事でしょうか?この欲求が、人間の文明をここまで進歩させる要因の1つになったのは疑いようもありません。こういう話題では、「人間の仕事が無くなる、」「雇用が奪われる。」というフレーズ必ずと言っていいほど出てきますが、これからの日本は人口がどんどん減っていきます。しかも、現状で既にあちこちで人手不足が叫ばれているので、むしろ「奪われる」ではなく「助けてくれる」という印象を個人的に持っています。

この本を読んで、人工知能は、人間の処理能力では、とても追いつかない事を代わりにやってくれる有難い存在なんだという漠然とした印象がより強まりました。 最近、投資先や成長分野として見ない日はないのもうなずけます。

まとめと感想

この記事を書いている現在、私は無職です。数年前から会社に雇われて、給与所得だけで生活する事に、既に危うさと限界を感じていました。何らかの事情で働けなくなると、収入も途絶える上に「やりたくもない労働を、生活のためだけに何十年も続けるとか絶対無理。」と思っていたので、働きながら、無料ブログサービスでサイトを作って、アフィリエイトをやってみたり、プログラムの勉強をしてみたり、Youtubeに動画を投稿したり。色々と失敗してきました。

そして、現在は失業保険をもらいながらブログを書いています。転職活動もやっていますが、その中で知った企業が人型ロボットを使って、業務の効率化を図っているのを知った時は、かなり衝撃を受けました。高価なものだと思っていたし、実際にそんな設備投資をするのは、当分の間、限られた大企業だけだろうと思っていたからです。しかし、自分が面接を受けに行った企業が、既にそういう取り組みを始めているというのが現実だったのです。

確かに長い目で見れば、その方が 人を雇うより、コストパフォーマンスはずっと良いはずです。これからもこの流れは止まらないでしょう。ならば、今の内にブログを始めておいて、将来的に自分の資産にしたいと思ったのがブログを立ち上げた理由の1つです。今後、何らかの形で再び就労する事は間違いありませんが、労働収入しか所得がない状態の危うさを改めて自覚させてくれたので、その企業には本当に感謝しています。

そして、 世界的な政治家や実業家が世界の課題や、未来について話し合うダボス会議では、今いる子供の65%が将来、現存しない職業に就くと言われているそうです。どこまで信じていいのか分からない数字ではありますが、いわゆるサラリーマンになる人の割合が将来的に減っていく事・その主な要因が人工知能なのは、間違いなさそうです。
これからの生き方を考えて、時代に合わせて変化していかなければならない。 転職活動を通じての実体験と、この本の内容が、いいきっかけになりました。

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