倉島圭氏の紹介
管理人の フラッキー(@FurakkY)です。今日は、漫画家の倉島圭氏と10年ぶりの単行本について、書いていきます。倉島氏は2006年から2008年まで、週刊少年チャンピオンで24のひとみという漫画を連載しておられました。ひとみという名字不明の美人教師が、周りの人に嘘をつきまくって困らせるというギャグ漫画です。これだけ聞くと、私が言うのもなんですが、まったく面白そうな漫画には思えません。でも、ほぼひとみの嘘とダジャレ。それだけと言えば、それだけの漫画なのに、100話以上連載が続きました。ある意味凄い。単行本は秋田書店から出版されていました。秋田書店と言えば、売り上げが良くないと、単行本の発売を途中で打ち切る事で有名です。 以下の画像は、全てクリック・タップで、拡大表示されます。
ですから、単行本の発売も、もしかしたら 、途中で 打ち切られるかもしれないとひやひやしていましたが、無事に最終巻まで発売されて、胸をなでおろしたのは今でも覚えています。 単行本は6巻まで発売され、テレビドラマ化もされました。1分半劇場として 、2007年10月1日から2008年4月9日まで 全80話放送されました。主演は秋山莉奈さんです。 メグミックスという単行本も2巻まで発売されました。
10年ぶりの単行本下剋♥嬢の内容紹介
相変わらずのダジャレギャグと印象的な絵柄
上の画像の様に、ダジャレギャグが頻繁に出てきます。これは前作の24のひとみでも多用されていたものですが、主人公に嘘をつくという特徴がなくなった分、ダジャレの比率が高まり、作者の傾向がより色濃く出ています。絵柄も24のひとみを連載されていた当時とは、多少の変化はみられるものの、知っている人が見れば一目でそれと分かる特徴的な絵柄になっています。
頻繁に出てくる作者の不安とやる気ないアピール
出典:倉島圭 下剋♥嬢1巻
上の画像の様なメタ話に絡めたやる気ないアピールも度々出てきます。「もらえる原稿料が同じなら、面倒で時間が掛かる作画はやりたくない。」という本音をここまで、ためらわずはっきり言ってしまうのは、むしろ清々しくて好印象です。 また、元々連載していた雑誌が休刊になり、連載が続けられるかどうかも不透明な状態だったことを窺わせる台詞もあります。確かに、休刊した雑誌が再び戻ってきた例は私も知りません。ご存知の方がいらっしゃったら、教えていただけると嬉しいです。
倉島節は健在。ファンとして嬉しい。
24のひとみは私にとって、キラーソフトならぬキラーコミックでした。連載当時は これと「侵略!イカ娘」 を読むために毎週、週刊少年チャンピオンを買っていました。24のひとみの連載が終了してから、時々思い出した様に、作者の名前で検索してみるものの新作の情報は見つけられず、てっきり漫画家を引退なさったのだと思っていました。 ですから、この記事を書いている今日(2019年5月21日)まで、この作品の事も知りませんでした。だから、あれから引退された訳ではなく、漫画を描き続けてこられたのを知った時は、 本当に嬉しかったです。「可愛いキャラが描ければもっと売れるんだろうな。」とおっしゃっていますが、とても素敵なキャラクター達です。
ブログでは、人の役に立つ記事を書かないとページビューの伸びや収益にはつながらないとよく聞きます。しかし、この記事はそんなの関係ねぇ!!という気持ちで勢いに任せて書きました。もちろん私も他の記事では、時間を割いて読んでくださった方々に、少しでも役立つ記事を稚拙ながらも書く様に心掛けていますが、この記事では書きたい事だけを思う存分かけたので、大満足です。ここまでお読みいただいて、誠にありがとうございました。
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